BLOG タンカンの裸足日記
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『僕と私の裸足の家』とは? ………… 都市型天然木シリーズ

気持ちよくて動けなくなる床

都市型天然木シリーズ「僕と私の裸足の家」は、
シンプルモダンスタイルに天然木をアクセントとした
完全自由設計の注文住宅です。
特に床は、無垢フローリングを標準仕様とし、
その質感や肌触りはとても気持ち良く
動けなくなってしまうほどです。
まずはフローリングの違いを見てみましょう。

●一般フローリングと無垢フローリング

一般フローリング

一般フローリングは、複層または、複合フローリングとも呼ばれ、木を何枚か貼り合わせた層(ベニヤ)になっています。
表面に木目を印刷したシートタイプが主流です。


~ 備考 ~
一般フローリングの種類は大きく分けて3種類。
【シートタイプ】…… ベニヤ表面に木目を印刷したシートを貼ったもの。
【突き板タイプ】…… ベニヤ表面に0.3mm程の薄い木を貼ったもの。
【挽き板タイプ】…… ベニヤ表面に2.0mm程の薄い木を貼ったもの。

無垢フローリング

無垢フローリングは、単層フローリングとも呼ばれ、
一枚の天然木材の板からできています。
ほとんどの一般フローリングが、12mmの厚みなのに対し、
無垢フローリングは15mmの厚みが一般的です。
その種類は、製材される木の種類により様々です。



それぞれの製品にメリットとデメリットがあります。それらを理解して選ぶことが大切です。

一般フローリングのメリット・デメリット

 一般フローリングのメリット

  • 工業製品の為、製品として均一。
  • 反りや伸縮が少なく、安定しています。
  • 表面のシートや塗装により色々な仕上げがあります。
  • 表面がコーティングしてあり、掃除やメンテナンスがし易い。
  • 固いので傷が付きにくい。


一般フローリングのデメリット

  • 表面がコーティングしてあるので、温かみがない。
  • 湿気などの影響で剥離する可能性がある。
  • 固いので足が疲れやすい。
  • 表面が薄いので、傷がつくと補修が難しい。
  • 年月とともに色褪せや表面の剥離など、劣化する可能性がある。

無垢フローリングのメリット・デメリット

 無垢フローリングのメリット

  • 木、本来の質感があり心地よさを感じることができる。
  • 空気層となる道管・仮道管(水や養分の通り道)がそのまま残っているので、温もり(断熱性)がある。
  • 木そのものに吸放湿性(調湿性)がある。
  • 木、本来の香りがあり(特に針葉樹材)、安息効果や様々な効能をもたらす。
  • 傷がついた場合、表面を削ることで修復可能。


無垢フローリングのデメリット

  • 湿気などで、伸びや縮み、反りや割れが生じ易い。
  • 伸縮の影響で、床鳴りすることがある。
  • 傷やへこみが付きやすい。
  • メンテナンスが必要。
  • 年月とともに色焼けなどの変化が大きい。

いかがでしょうか?
無垢フローリングの良さは、デメリット以上のものがあると思いませんか?
また冒頭で触れましたが、無垢フローリングのデメリットは自然本来の風合いとも言えます。
そうとらえれば、一般フローリングより、とても魅力がある素材と言えるでしょう。


●無垢フローリングの塗装について

無垢フローリングの塗装は、主に自然塗装とウレタン塗装があります

自然塗装(ワックス/オイル)

オイルやワックスを表面に浸透させて保護します。
亜麻仁油や米糠オイル等の植物オイルを原料にしたオイル系、
松脂等の天然樹脂を原料にしたワニス系、
蜜ロウや米糠ロウを原料としたワックス系などの塗料があります。
浸透するので塗膜を作らず、木の呼吸(吸放湿性)を妨げません。
生活の中心となるリビングやダイニング、寝室などにお勧めです。

ウレタン塗装

ウレタン塗装は素材の表面に膜を作り保護します。
塗膜でコーティングすることにより、
ツヤがあり、つるつした仕上がりが多く、撥水性もあります。
メンテナンスがほとんど必要ありません。
トイレや洗面所と言った水廻りにお勧めです。


●無垢フローリング 木の種類

木の種類には大きく分けて針葉樹と広葉樹があります。
その名の示す通り、針葉樹は針のような葉をもつ木で、広葉樹は平たい葉を持つ木です。
針葉樹のフローリングは柔らかく暖かみがあり素足で歩いても疲れにくい性質があります。
柔らかいため傷つき易いと言った面もあります。
桧、杉、松などがあります。
広葉樹のフローリングは固さがあるのでイスやテーブルを使う洋室に適しています。(桐のような例外もあります)
カバ桜、メイプル、チークなどがあります。


■針葉樹フローリング

松(パイン)

写真は欧州赤松。
別名「レッドパイン」または「レッドウッド」。

その色は、油分が多いため時間とともに、木の中心付近は淡赤褐色から赤褐色に、外側は黄白色から淡赤色の飴色に変色します。

松のフローリングはその他にも、国産の「アカマツ」やニュージーランド産の「ラジアータパイン」などがあります。

アメリカ産のレッドウッド(セコイア)とは別

杉(国産材)

昔より日本に馴染み深い木です。
木の内側は赤色で、外側は白色をしています。

桧とともに香りが特徴的で、赤い部分が含む香りには
安息効果の他、抗菌作用のある成分が多く含まれてい
ます。

直接寝転んでも気持ち良く、ちょうどよい固さです。
赤色の部分を赤身、白色の部分を白太と呼びます。
写真のように赤身と白太が混じった材料を、
源平と呼びます。





■広葉樹フローリング

樺桜(カバザクラ)

カバノキ科に属し、木肌がサクラに似ていることから「カバザクラ」と呼ばれています。また、「バーチ」と呼ぶこともあります。

その色は、木の中心付近は赤みがかった褐色で、外側になると淡い黄色、白色をしています。

白色と褐色の2トーンカラーのキャラクターグレードを標準としています。

木目自体は薄く、キャラクターグレードでもすっきりとしています。

バラ科サクラ属の蒲桜(カバザクラ)とは別


チーク

世界三大銘木の一つと言われているチーク。輸出元のほとんどがインドネシアとミャンマーです。

非常に固いが比較的加工し易い。油分が多く水に強い。乾燥材は伸縮が小さい。と言った特性から、家具や船の甲板にも利用されています。

その色は、伐り出した直後の中心付近は黄褐色で、空気に触れると暗金褐色に変わっていきます。陽に焼けると、さらに色が濃くなると共に、ツヤが増して行きます。

無塗装の場合でもチーク自身の油分により自然な光沢が出てきます。

桐は国内でとれる木材の中で最も軽い木です。

広葉樹としては例外的に、強度が弱いと言った特徴がありますが、その反面、狂いが少ない・燃えにくい・吸湿性があり湿気を通し難い・断熱性が高い、と言ったメリットがあります。

色は白色または淡い褐色をしていますが、経年変化とともに黒ずんでくる場合があります。

押し入れやクローゼットなどに適していますが、断熱性に関しては天然の床暖房と言われるほどで、リビングに使用する方もいます。

黒ずみの原因は桐に含まれるタンニンによるものです。



■その他のフローリング

竹(バンブー)

竹は、イネ科の植物で、針葉樹・広葉樹どちらにも属しません。

板状に製材できないため、フローリングは集成材となります。フローリングの見た目は、他の木材にない独特の美しさがあります。

物差しとしてよく使われるなど、無垢材の中でも温度変化による伸縮が少なく、また杉やヒノキよりも強度があり、傷が付きにくいと言った特徴があります。

成長速度が速く、上手く活用することで森林保護につながることが期待されます。





【僕と私の裸足の家】ではこれら無垢フローリングを

適材適所に使用するようご提案しております。